柿渋の旅:八女編その1

柿渋のイロハを学びに柿渋先進地の八女市に行ってきました。

古くから交通の要である城下町・八女では、農産物や工芸品を扱う商家が立ち並び、歴史ある重厚な町並みが形成されました。しかし、25年ほど前におきた大型台風による甚大な被害と空き家の増加から町並み保存の動きがおこり、修理・再生と同時に活用するためのまちづくり活動が活発に行われてきました。

今回は、ベンガラ柿渋を使った外壁改修のお話を伺う為、 八女町並みデザイン研究会(以下、研究会) 代表の中島孝行さんと、八女町屋ねっと 代表の北島力さんを訪ねました。研究会では一般市民を対象としたベンガラ柿渋塗りワークショップを過去に複数開催しており、私たち柿渋座からすると師匠のような存在。作業段取り・材料の配合・作業中の注意・片付け方などなど細やかに想像をふくらませて説明していただきました。どのような作業でもやっていく中で掴んでくるちょうどいい塩梅という部分もあるので全てが説明どおりにはいかないことももちろんあると思います。しかし、経験を元にアドバイス頂けたことは大きな道しるべとなりました。もしかしたら柿渋座に塗りに行けるかも~と言っていただけたその言葉、信じております!

その後、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている八女市福島地区を案内して頂きました。中島さんも保存修復に長年根気強く関わってこられた町並みは見事でした。外壁の板の多くはベンガラ柿渋が塗られており、自然な経年変化が見られます。定期的なメンテナンスが必要、触ると手に色が付く、雨に打たれると地面に色が染み出るなどなど、マイナスに捉えられることもあるこの素材を許容するオーナーさんの理解の深さも素晴らしいと思います。ベンガラの色と配合によって、赤茶~焦げ茶~黒茶とずいぶん色味が違ってきますね。今回の配合はどのあたりか、試行していきたいと思います。

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