足場を作っています

今回、外壁ベンガラ柿渋塗りの為に柿渋座オリジナル足場を製作しています。

素材に何を用いるか。
これはモノを作るうえでとても大切なことです。
どれくらいの強さが求められるか。長い年月に耐え得るか。容易に扱い易い架構であるか。そして美しく普遍性の備わった形態であるか。そんな事を考えて素材を選択します。

私は「三匹の子ぶた」の絵本が大好きです。子ぶた達はそれぞれ、ワラ・枝・レンガを用いて小屋を作りオオカミに備えます。絵本ではレンガで作った頑丈な小屋だけがオオカミから難を逃れます。それは一見、レンガが一番優れているかのように思えます。しかし、オオカミがいない土地に作る場合はどうでしょう。ワラの家のほうが涼しくて快適かもしれませんし、枝の家のほうが一人で作れて良いかもしれません。ではなぜ、子ぶた達はそれぞれに違った素材を選択したのでしょうか。絵本にはこう書いてあります。「そこにあったから」。土地に順応して使われる素材は変わります。それはその地における最適解である事も多いのです。

前置きが長くなりましたが、今回使用する部材は坂本善三美術館のある小国町の杉材にしました。一般的に間柱として流通している90mm×30mmのみを使用します。最小限の手数で加工・組立てし、多様な用途に使えるように考案しました。正三角形で構成する大小の梯子を基本ユニットに、高低差のある縁側をまたぐ足場、高い足場、低い足場、テーブル、そして柿渋貯蔵庫と変幻自在に使用する予定です。

現在、試作品1号が完成しました。改善や発展のアイデアを探りながら、これから2号、3号を製作していきます。坂本善三美術館の一角で公開製作となりますので、近隣で興味関心のある方はぜひいらしてください。ご指導、愛のムチ、冷やかし、冷やもの差入れなんでも歓迎です。すべては柿渋座の充実に繋がります。まいどありがとうございます。


足場公開製作

日時:2018年7月14日 午前9時頃から夕方まで
現場:坂本善三美術館のどこか
作業員:たねもしかけも
※晴天が続きます。来場の際は各自熱中症対策をお願いします。
猫の手もお借りしたいのでそこのところ宜しく御願いします。

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基本ユニット構成部材の1/10模型
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試作足場1号 組立て状況
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試作足場1号 完成イメージ

“足場を作っています” への 1 件のフィードバック

  1. […] 今回新たに制作した数少ない「モノ」のひとつが木製の足場ユニットです。これは、参加者が作品作りに夢中になれる環境を整えるために作ったものです。参加者自身が簡単に組み立てることが出来て、複数の用途に使用することが出来るようオリジナルに設計製作しました。高さの違う大小の足場、台、そして今回取り組む柿渋貯蔵庫。美術館の敷地内に常設の小屋として柿渋座メンバ-で制作します。 […]

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